【レポ】Japan Azure User Group 9周年イベントに参加してきました
JAZUG9周年イベントに参加したレポート記事になります。
JAZUGとは?
Microsoft Azureを学び、楽しみ、活かす、日本のユーザーグループです。
月に1度、定期的な勉強会を開催しています。
今回は9周年イベントということで特別なプログラムのイベントを開催しました。
また、7月から開催されていたてらだよしおさんの「Japan Tour in Summer: Java & k8s on Azure まつり」もここでファイナルを迎えられました!すごい!
セッション
今回はRoom C+DとRoom Bで同時に別々のセッションが開催されました。
ここではRoom C+Dで行われていた9周年イベントの方のセッションについて書いていきます。
Room Bで開催されていた「てらだよしおまつりファイナル」については
女子部の時のレポート記事が参考になればと思います。
【レポ】Java & k8s on Azure まつり@女子部に参加してきました - オンプレ系インフラエンジニアがAzureを勉強する
私は受付をしていたため、1つ目のセッションは聞けなかったので、2つ目以降のセッションからになります。
「Azure DevOps × スクラム で実現するプロダクト開発のポイント」
スピーカー:関 満徳さん(@fullvirtue)
資料:
Azure DevOps × スクラム で実現するプロダクト開発のポイント #dotnetlab #jazug
AzureDevOpsで開発したときに誰が何をどの粒度で書けばよいかわからない
というよくある疑問についてのお話でした。
Azure DevOps、スクラム、プロダクト開発についての説明から始まり、
それぞれの歴史についてもお話があり大変興味深かったです!
個人的には歴史と同じくらい具体的に少し未来の話もあったのが面白かったです。
題になっているAzure DevOps × スクラムで実現するプロダクト開発については
具体的な参考事例をお話しくださったので、ポイントがわかりやすかったです。
エピック、フィーチャー、ユーザーストーリー、タスクを対応表に示すのが良さそうです。
「AzureでIoTって実際どうなの?皆さまに知っていただきたい 東京エレクトロンデバイスによるAzure IoT関連事例とその裏側」
今回のイベントのスポンサーである東京エレクトロンデバイスさんのセッションです。
スピーカー:茂出木さん
Windows EmbeddedとIoTへの愛があふれているお話でした。
現在の形のAzure IoT Plug and Playまでの道のりは長いものだったそうです。
昔のAzure IoTはPaaSとの組み合わせで、デバイス側とクラウド側両方の技術が必要であったり、シナリオを利用してもカスタムが大変だったりと一筋縄ではいかなかったそう…
現在はユーザーの希望に合わせて進化しているため、どんどんシンプルに、誰でも使えるようになっています。
現在のAzure IoT Plug and Playではデバイスのほうにすでに必要なものが埋め込まれていて
jsonファイルをダウンロードしてIot Hubに入れればすぐに動かせるらしいです!
これはぜひやってみたいです!
ちなみに、茂出木さんはお掃除ロボにラズパイを載せて自由に操縦したりするほど組み込みもお好きなようでした笑
デモ動画がおもしろかったです。
スピーカー:野崎さん
東京エレクトロンデバイスさんについて軽快な話口でご説明くださいました。
IoT,PoCは爆発的に伸びる可能性のある市場であること、
具体的にはコインランドリーなどで有効活用されていることなど興味深いお話が聞けました。
また、IoTだけでなくAzure関連も手広く携わられているようで、Azure×Veeamもされているとか!あらゆるバックアップをAzureに移行できますって!
東京エレクトロンデバイスさんでは、IoTビジネス共創ラボという勉強会も開催されています。
「Azure AD とアプリケーションを SAML 連携する際に陥る事例と対処方法について」
スピーカー:山口 真也さん(@izuru_yamarara)
資料:
Azure AD とアプリケーションを SAML 連携する際に陥る事例と対処方法について
togetter:
JAZUG 9 周年 イベント 「Azure AD とアプリケーションを SAML 連携する際に陥る事例と対処方法について」登壇時のまとめ。 - Togetter
AzureADとSSO、SAMLについてのお話で、図解を交えた大変わかりやすいお話でした。
いつ調べてもいまいちピンとこなかったAzureADとSSOについて今までで一番わかったような気がします。
とにかく図がわかりやすいので、是非togetterと合わせて資料を見てください!!!
山口さんはサポート担当の方ということで、実際にあった問い合わせへの回答等をご紹介くださいました。
エラーを再現して解消するまでのデモが本当にスムーズで見ていて気持ちがよかったです。
SSO関連のエラーはエラー画面がすべてを物語っているそうなのでエラーはちゃんと読みましょうね…
LT大会
セッションの後はLT大会でした。
おひとり5分という短さかつ様々なジャンルのお話ということで密度の高い時間でした。
アジェンダのご紹介と簡単な感想になります。
(アジェンダはほぼconnpassから引用してきたので実際の題名と異なっていると思います。すみません。
1.「Azure Sentinel でどこまでログを集められるのか(仮)」
スピーカー:Shinsuke Saitoさん
実際にお家で稼働させているAzure Sentinelがどんな感じを見せてくださいました。
1人分の稼働でも結構なログがたまっていて、お金もそれなりにかかるというのが印象的でした。
2.「航空機事故から学ぶアーキテクチャとモニタリング」
スピーカー:しばやんさん
飛行機事故の事例から学べるアーキテクチャが多くてびっくりしました。
ベースは飛行機事故のお話でしたが、ITの現場でも同様の事故が起きるのが容易に想像できる内容でした…
人はミスするものなので、そもそも操縦ミスや整備ミスのせいにしないような仕組みづくりをするというのが心に刺さりました。
3.「今日から始めるARMテンプレート」
スピーカー:dz_さん
資料:
Azureリソース管理はどうする?→Azure Resource Managerテンプレートを使おう!
というお話でした。
5分という短い中でも華麗にテストデモまで披露してくださいました。
dz_さんはこの日「DevRel/Japan Conference 2019」のイベントで登壇した後にこちらでも登壇というハードスケジュールでした!(私もDevRelも行きたかった…泣
4.「IntuneとWSUSを使ってWindows Updateやってみた。」
スピーカー:ShotaYmmrさん
IntuneとWSUSを使ったWindows Updateが題材ということで
ヘイシャとも親和性が高い内容でびっくりしました。
ITエンジニアになった最初のころに実際に検証された内容ということで真に迫るものがありました。
5.「Micronaut on Azure試してみた」
スピーカー:ひらりんさん
資料:
題名の通りMicronaut on Azureを試してみたお話で、簡単なコードでWebAPIが作れていました。
現段階では厳しいようなところも言及されていて勉強になりました。
6.「Microsoft Learnにコンテンツはどこまでマージされたか?(仮)」
スピーカー:akiyoshiさん
Microsoft Learnには現在676のモジュールがあるそうです!
私もお世話になっています。
コンテンツの統廃合などが激しいようで、リダイレクトされたコンテンツの紹介時のakiyoshiさんがあまりに寂しそうだったのが印象的でした。
常に進化しているMS Learnですので新鮮なうちに触っておきましょう!
7.「社内でnon azure勢から脱却をした話」
スピーカー:morihayaさん
AWS/IDCFからAzureに移行している中で感じたことのお話でした。
今回のJAZUGイベントがとても楽しかったようです!
8.「新しいAzure資格の体系と内容」
スピーカー:d-takadaさん
MS Learnの話に続き、Azure周りの資格も変化が激しいようです。
私もAzureの資格を取ろうかと思っているのですが、
変化があまりに怒涛過ぎて、勉強しているときや取った直後に廃止とかだと少し悲しいなと思って二の足を踏んでしまいます…ちゃんと更新すればいいんですけどね笑
懇親会
スポンサーの東京エレクトロン デバイスさんよりたくさんの食べ物飲み物をご提供いただきました!
ありがとうございます!
懇親会の最中もLT大会が開催され、飛び入りで何名かの方がお話しくださいました。
LTを聞きながらの懇親会は話が弾むのでとても好きです。
ノベルティ
今回もノベルティがたくさん用意されてました!
ステッカー、飴、Tシャツ、etc…
なんといっても目玉は東京エレクトロン デバイスさん提供の
イベントオリジナルサーモボトル!!!
素敵デザインはMS MVPの松本典子さんのものです!
Japan Azure User Group 9周年イベントのノベルティデザイン制作を担当しました。 | nrjlog
感想
初めてコアメンバーとしてJAZUGに参加させていただき、もうずっとドキドキでした。
朝の集合の時には誰に声をかけてご挨拶したらいいのか全くわからず途方に暮れてたら、足利さんが見慣れない人一人一人にお声をかけていて、そこで救われました。
また、受付の準備や懇親会の準備、撤収作業でもコアメンバーの方々、参加者の方々にお世話になりました。
皆様本当にありがとうございました。
今回のイベントもとても楽しく、学びが多かったので、
今後もJAZUGイベントを盛り上げるお手伝いをしていきたいと思います!