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Scrum Inc.認定スクラムマスター研修(LSM)を受けてきました

はじめに

先日、Scrum Inc.認定スクラムマスター研修を受けて、スクラムマスターの認定資格をいただきました。

内容はあまり詳しく書けないと思うので、主に感想と反省を書いていきます。

Licensed Scrum Master Training - Scrum Inc. Japan #TeamworkMakesTheDreamWork

 

スクラムマスターとは

スクラム開発における役割のひとつです。

スクラムは、スクラムガイドによって定義がされています。

2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf (scrumguides.org)

スクラムマスターはスクラムガイドで定義されたスクラムを確⽴させることの結果に責任を持つとされていて、開発者やプロダクトオーナーをコーチし、パフォーマンスを向上させる役割です。

スクラムガイド自体は20ページもないくらい簡素なものです。

これを守破離の守として実践すればいいのですが、ガイドを読んだだけで実際に実践するのは難しいです。

今回受講した研修は、このスクラムガイドを噛み砕いて、実践できる具体的な方法などを教えてもらうような研修でした。

 

内容

2日間のトレーニングをZOOMで行いました。

5,6人のチームに分かれ、15~20個ほどのグループワークを実施しました。

チーム分けは同じ会社、職種等が偏らないように配慮されているようでした。

チーム内でプロダクトオーナー役、スクラムマスター役、開発者役に分かれます。

私のチームでは役割はローテーションで回すことにしました。

もしファシリテートに不慣れで止まってしまっても、チームごとに1人入ってくださっているコーチの方がちょうどいい塩梅でリードしてくれます。

従来はオフラインでやっていた共同作業系のエクササイズも、MURALを使用してオンラインでできるものに調整されていました。MURALはゲストログインのままで使用できました。

研修後にはオンラインで認定試験を受験します。認定試験はそこまで難易度が高いものではなく、トレーニングの内容を復習するような内容でした。

しかし、テキストに記載してあることだけではなく、口頭での説明内容も出てきたりするので、研修自体はしっかり聞いている必要があります。

 

感想

予想通りグループワークが多かったため、終了後はそれなりの疲労感がありました。

初対面の人たちとオンラインでがっつりグループワークをするのは、反応のわかりづらさもあって難しかったです。もう少し多めにチームビルディングの時間があると良かったと思います。

それぞれのワークは短いタイムボックスで区切られているため、自分の考えや意見を決められた時間内でコンパクトにまとめて話す必要があります。私はこれがとても苦手だなと痛感しました。咄嗟に何も出てこないこともあれば、言いたい考えはあるのにうまく言葉にまとめられない等で歯がゆくなります。普段の会議でも必要な力だと思うので鍛えたいところです。

開発者として当事者意識を持って問題に取り組まないといけないときと、スクラムマスターとしてチーム全体を俯瞰して考えないといけないときの切り替えが難しかったです。(普段の業務中にも感じていたことですが…

講義だけでなく、チームの人たちとの交流による情報もありがたかったです。それぞれが実際に使っているツールややり方、成功談失敗談が聞けたりしました。

いつでも書き込めるQ&Aの場所もあったため、聞いてみたいことや疑問を用意してから参加するとより持ち帰るものが多くなると思います。

 

他のスクラムマスター資格

今回私が受けたのはスクラムマスターへの門戸を広げるようなゆるめの認定資格だと思います。

スクラムマスター系のトレーニングや資格は他にもいろいろあるようなので、自分に必要だと思うものを探してみてください。

 

受講した人の話を聞くとかなりハードな研修のようです。

適性なども厳しく見られるそうですが、その分認定後の自信は付きそうです。

 

受験のための研修参加が必須ではないため、試験だけ受けることで費用を抑えることが可能なようです。しかし、日本語対応の試験はないようです。

参考:Scrum.org プロフェッショナルスクラムマスター(PSM)になったので紹介してみる|Masahiro Watanabe|note

 

おわりに

具体的な手法をたくさん学びましたが、実際にスクラムガイドの通りに自分のチームに導入しようと考えると気が遠くなりそうです…

しかし有用性も学んだことなので、できるところ/必要なところから少しずつ取り入れていきたいと思います。